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都立立川高校同窓会有志の9条の会です。
by tachiko9
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立高9条の会発会記念「講演とラテン音楽の集い」
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立高9条の会・発会記念
「講演とラテン音楽の集い」に100名を超える参加


渡辺 治先生の講演“平和を守る一点で多くの方々と大同団結、心に響きました

9条『改正』は必要か、日本をどこへ導くか?ー「憲法9条の力と可能性」ー
e0042903_2501268.jpg ラテン・トリオ・パライソの歌声「コンドルは飛んでゆく」が余韻を残す会場に、渡辺治さんの落ち着いた、凛とした声が伝わり始めた。
 9.11総選挙に「大勝」した自民党は10月28日「新憲法草案」を公表、改憲派前原新代表の民主党も負けじと同月31日「憲法提言」を発表した。自民党「草
明快な論理でわかりやすく講演する渡辺 治先生
案」は改憲の焦点を自衛隊の海外での武力行使の正当化に絞り、民主党、公明党を協議の土俵に引きずり込もうとしている。そして、「九条の理念と現実は乖離した、現状に合わせるべきだ」「九条の理念はすばらしいが、北朝鮮や中国の脅威に対処できない」と喧伝している。
はたしてそうなのか。―渡辺さんはこう問題を提起し、9条改憲の本当のねらいは何か、改憲をはねかえすためにどうするか、2時間近くにわたってよどみなく熱をこめて訴え、深い感銘を与えた。

1.憲法9条は現実と乖離して役に立たないのか?解釈改憲でズタズタになってしまって何の役にも立たなくなってしまったのか?
 そうではない。憲法九条は死んでいない。自民党は、1960年以後2000年に入るまで総選挙のときの政策で憲法「改正」を謳ったことがない。60年安保改定反対の国民的運動によって改憲の試みが挫折して以降、改憲を口にすることはできない状況が長く続いてきた。
戦後の平和運動の力は、憲法「改正」の動きをストップさせたばかりか、憲法九条を力のあるものに変えていった。「自衛隊の海外派兵はしない」という政府答弁を引き出し、非核三原則を国会で決議させた(1972年)。武器輸出禁止三原則、防衛費のGNP比1%枠、「集団的自衛権の行使はしない」「戦闘地域には行かない」など、政府や自衛隊の行動を縛る多くの制度や慣行が蓄積され、憲法九条は日本の政治を厳しく縛ってきたのである。

2.改憲派は北朝鮮や中国が攻めてきたらどうするんだと脅している。
e0042903_329279.jpg 今既に日本は、九条の下で規制されているとはいえ、強大な自衛隊と米軍の軍事プレゼンスの下で、どこの国からの侵略にも十分すぎるほど強大極まりない軍備をもつに至っている。北朝鮮や中国がある日突然攻めてくるなどということはこれまでもなかった
演奏するラテントリオ・パライソ・中央が大野春樹さん(16期)
し、これからもない。たとえ北朝鮮が日本を攻撃しようとしたとしても、あの程度のミサイルではとうてい日本を制圧できないことは明らかだし、海外艦隊もない。
九条を「改正」しなければ日本が侵略されるなどというのは真っ赤な嘘だ。九条の理念を実現するためには、世界の、アジアの平和保障の前進が不可欠の前提条件でることこそ日本がなすべきことである。
非核三原則をもつ日本こそ核兵器の使用禁止、完全禁止のイニシアチブをとり、武器輸出三原則の日本こそが軍事紛争の根源である武器の移転規制のイニシアチブをとるべきなのだ。

3.1990年代に入り憲法九条を変え、日本を軍事大国化しようという動きが再び台頭し大きなうねりとなった。
e0042903_3472391.jpg 背景には経済のグローバリゼーションがある。冷戦後の自由市場の拡大・大競争と秩序維持の分担を求めるアメリカの圧力、日本企業の多国籍的進出とアジア中心の進出が、既存の政治のあり方を変える改革を迫っている。
90年代以降の軍事大国化は三段階に区分できる。90年(湾岸戦争)から99年(周辺事態法成立)、99年から2004年(イラクへの自衛隊派兵)、それ以後。
第一段階では、パンドラの箱のなかから平和運動という妖怪が出てくることを恐れ、解釈改憲路線がとられた。新ガイドライン体制(日米防衛協力のためのガイドライン、97年改訂)と周辺事態法。
第二段階、99年以降改憲論が高揚した。新ガイドライン/周辺事態法の三つの限界(地域的限界、後方支援の内容制約、民間企業や地方自治体動員上の限界)に対する不満。2000年アーミテージ報告は「日米同盟を英米同盟と同じようにしたいのであれば、憲法を変えたらどうか」と、改憲による集団的自衛権の容認を求めた。だが、ブッシュのアフガニスタン、イラク先制攻撃路線で小泉政府はとるものもとりあえず「テロ対策特措法」「イラク特措法」で自衛隊を派兵し、有事法制を制定しつつ、「改憲」は後回しとなった。     
そして第三段階、イラク派兵強行後改憲が政治日程に浮上する。
 イラク派兵は保守勢力に軍事大国化完成にとって憲法九条の壁が大きく立ちはだかっていることを改めて確認させた。自衛隊を「普通の国」の軍隊にするために、今まで避けに避けてきた憲法九条に手をつけ、リスクを犯しても正面突破するしか道はない、と九条改憲が焦眉の課題として登場した。
 財界や保守勢力の九条改憲焦眉の目的はただ一点、自衛隊の武力行使目的の海外派兵を認めるということにある。自衛隊の合憲化とか「自衛権」を持つために変えるのではなく、あらゆる場合の自衛隊海外派兵正当化こそがねらいだ。

4.改憲勢力は「国民投票で過半数の賛成をえなければならない」という、巨大なハードルに直面している。
e0042903_3502773.jpg 憲法「改正」をめぐる国会内の力関係と社会における国民意識には大きなズレがある。どの世論調査でも「九条改正に反対」が約半数である。この社会の多数派の声を顕在化し、政治的力にできるか否かが勝負の分かれ目であり、いくら国会で議席独占があっても、改憲派は「改正」を発議できない。「九条の会」はそのための一つの力だが少数だ。国民の過半数を組織する運動を行なわなければならない。改憲反対運動が成功すれば流れは確実に変わる。そのために、平和運動のバージョンアップが必要だ。
戦後日本の平和運動の原点は、あの悲惨な戦争を繰り返さないという誓いであった。この原点を確認しつつ、憲法「改正」の動きが、日本が再びアジアに進出するなかで起こっていることを 、「殴る側の大国」になったことを自覚した運動になる必要がある。
 そして、多くの日本の労働者や市民は、自衛隊の海外派兵と九条改変に反対し危惧の念をもっていると同時に、深刻な企業リストラや医療、年金改悪、介護保険の改悪に苦しんでいる。この二つの闘いが合流することが必要だ。
 私たちがめざす運動は、憲法「改正」のねらいである軍事大国化と構造改革をやめさせ、それに対抗する福祉国家と平和国家の建設、つまり憲法を完全実施する国家づくりである。(以上の講演内容は、渡辺治『憲法「改正」』増補版 旬報社、も参考にしてまとめたものです。文責・井上學・13期)

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受付のみなさんと吉田 道郎さん


閉会の挨拶と運動の呼びかけ
      吉田 道郎(高5期・元教諭)
 立高九条の会の初めての大きな集会に御参集下さりまことにありがとうございました。
ご多忙の中を、恩師、同僚、同級生、かつてのクラブの仲間、教え子、その家族、知人、友人、地域の九条の会会員を含む102人という大勢の方々においで頂き、世話人一同大きな勇気を与えられました。「どうしても予定が重なり参加できないが、盛会を念じます。皆様に宜しく」というご連絡が多くあったこともお伝えします。
この日に「立高九条の会」の賛同者は110名を超え、一層の躍進に自信を得ました。ご出席の方々はどうかこの日の模様を広く話題にして下さい。
 この日以後、すでに自衛隊は米軍の指導のもとにイラクでの市街戦の研修を実施、また改憲勢力による「国民投票法案」のすりあわせがしきりに行われるなど、9条改変へ挑戦の動きが矢継ぎ早に進められています。私たちは記念行事以後の「一服」は許されず、如何に各自の多忙と戦うかが大きな問題です。
 世話人会では「会の趣旨に賛同するが、多忙で何もできないので」という返事に接して、呼びかけ方にもっと工夫が要るのではないか、仕事や介護で時間はとれなくても、趣旨賛同の意思そのことに大きな意味があり、私たちの動きを大きく力づけることになることをもっと丁寧に語りかけよう、と相談しました。
 都合のつく方が居られましたらどうか世話人に加わって下さい。そして、賛同者は知恵を貸して下さい。年末から年初に掛けて再び大きな前進を遂げたいと思っています。
 力演くださった「ラテントリオ・パライソ」をはじめ、急遽お願いした司会の三宅征子さん(16期)、自発的に記録写真を撮ってくださった北村元宏さん(16期)、そして会場の準備、受付に手を貸してくださった方々にお礼を申し上げます。

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参加者のみなさんの感想です
★音楽も講演もとても迫力があって良かったです。なかなか一歩を踏み出せない現実があるけれど、やはり、一歩踏み出さなければいけないと思いました。わずかな一歩しか踏み出せないかもしれませんが、何かできることを見つけて頑張ろうと思います。       H・A

★お話の趣旨、よく分かりました。国民の平和への思いが、異常視される社会になりつつあることに危機感を覚えているこの頃、久しぶりに元気な声を聞いたように思います。 K・K

★とても明解で、具体的なお話の中で、問題の所在をはっきりつかむことができました。又、最後の、平和を守る一点で多くの方々と大同団結することの重要性、心に響きました。渡辺先生に心から感謝です。ラテン音楽も楽しかったです。              H・H

★高校卒業後、同窓生との交流はほとんどありませんでした。今回はこのような企画を準備をしていただきありがとうございまいした。ラテン音楽楽しませていただき、良かったです。渡辺先生のお話は以前にも伺ったことがありますが、9条をめぐる歴史、役割を分かりやすく教えていただきありがとうございました。9条を守るために活動したいと思いました。  K・K

★日本になじみの多いラテンリズムが大変楽しかった。渡辺さんは憲法をめぐる60年の歴史を丁寧に語ってくれて、充分納得できる講演会となった。憲法改悪が努力すれば喰い止められるという展望を示してくれた。   T・M

★ワクワクドキドキの時間をありがとうございました。生のラテン音楽を聴いたのは高校時代以来でしょうか。すばらしい演奏で30分があっという間でした。もしかしたら、高校時代から歌い続けていらっしゃるのでしょうか。
音楽のすばらしさ、年を重ねること、歌い続けることのすばらしさに圧倒されました。9条に限らず、どこを見てもお先真っ暗の現状の中で、生きていくっていいもんじゃない!と、明日へのエネルギーをいただきました。
憲法は国を規制するものであって、自民党案のように国民を規制するものではないという事を肝に銘じたいと思います。明快な論理で力のこもった講演でした。
「なぐる側に立たない」、最後の話、心に残りました。中身の濃い会でした。世話人の方々、ありがとうございました。       H.K

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久しぶりに会えてよかったね。(16期のみなさん)
        
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by tachiko9 | 2006-01-25 02:34
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